旧石鎚村正路籔集落

2007年04月11日 06時03分05秒 | ふるさと情報(石鎚地区)

3月31日

午後から所用があり、午前中に石鎚村の探索。

まずは、以前から気になっていた「正路籔集落跡」へ登ってみることにした。

この集落は、明治時代にすべての家が北海道に移住し一時廃村となり、戦後に復活したというめずらしい集落。

林道から見ると、向こう側にいかにも正路籔集落へ続いているらしき道が見えた。





向こう側へ下る道がわからなかったので、適当なところから川へ降りる。

途中道が見つかったのでそれをたどると・・。

橋の跡らしきものが・・昔はここに橋が架かっていたのだろう。

もうずいぶん前に取り壊されたようだ。

水につかりながら川を渡り、崖を這い上がって道を登る。

すぐに道はわからなくなり、植林木の中を這い上がることに・・





10分ほど登ると、集落跡があった。

ここは、正路籔集落の一番下あたりなのか・・。





どんどん上へ登ってみた。

視界が開けて、広い伐採跡地へ出た。

一見すると、どこの山にも見られるごく普通の風景。

でも、よく見ると所々に生活の跡を見ることができた。

風呂釜が無造作にころがっていた。





こちらはお風呂の跡か。

焚き口とエントツの跡がある。





登りはじめて35分ほど・・。

集落の一番上あたりまで登ってきた。

山中には、こうした石垣がところどころに残っているが、家は全く残っていない。

すべて取り壊されてしまったようだ。






上の方は結構平坦になっていた。加茂川の流れは、はるか下に見える。

ここには、どんな集落が開けていたのだろう。

急坂の上り下りは、大変だったに違いない。





正路籔集落をあとに、次は川の対岸の「折掛集落跡」に向かってみた。

続く・・。

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