山を歩く(その5) 平成17年3月12日

千町鉱山跡・新居鉱山跡を訪ねて
80年ほど前に閉山となった千町鉱山。先日、ネットで交流させていただいているkurohikoさんが訪れたという話をきいたので、久しぶりに訪ねてみることにした。帰りに新居鉱山のズリ跡にも行ってみた。
千町地区の中腹に車を止めて出発。(左)
真正面の荒川大平地区には、昨年の台風21号で大きく崩れた跡が残っていた。災害の時にながされた鉄塔の修復工事がかなり進んでいるようだった。(右)
真向かいに李(すもも)地区が見えた。現在人は住んでいない。(左)
車を置いた地点から上へ登り、すぐに細い道を右に折れてかつての棚田の中を進む。(右)
赤い橋を渡り、上の道へ進む。(左)
スギ、ヒノキの林内を進む。(右)
しばらく進むとゆるやかな峠に到着。石碑があった。「新道寄付人名簿」と書いてあった。後ろを見ると明治・・年、ううむ・・達筆すぎて読めない。(左)
ここで道が二つに分かれている。下の道に向かって進む。(右)
途中、車輪のようなものが落ちていた。もしかして鉱山で使われていたトロッコのものでは・・。(左)
四国電力の鉄塔があるとろこで道から離れ、少し下に下ると、鉱山跡に到着した。五右衛門風呂があった。(右)
鉱山跡からは、荒川地区そしてその向こうに西条市の市街地が見えた。20年ほど前に来たときにはもっと開けていたのだが・・。(左)
近くに銅鉱石がたくさんあった。よく見ないとわからないがズリの跡もあった。(右)
レールの跡を発見。これをたどっていくといい。(左)
採掘口にたどり着いた。中にはトロッコも残っていた。閉山後80年以上もたっていてこんな形で残っているのも珍しい。(右)
来るたびにトロッコは朽ちてきている。(左)
坑内はどこまでも続いていた。(右)
中から写してみた。(左)
錆のついたトロッコの写真。時の流れを感じる。(右)
今度は、下の方から撮影してみた。(左)
この広場から、索道を使って鉱石をおろしていたらしい。近くに当時を偲ぶ、滑車、ポンプなどが残っていた。(右)
鉱山を跡にして駐車場付近に戻ってきた。かつての棚田には木が植えられ当時の面影はない。(左)
国道194号まで降りると昨年の台風により「落石のため通行止め」という表示がされていた。迂回路を通り川来須地区へ向かう。(右)
川来須地区に到着。旧寒風山トンネルへ向かう道はどうかと行ってみると通行止めの表示。(左)
川来須地区に戻り、集落の向かいの新居鉱山のズリ跡を見てみると、茶色い土砂が川に流れ込んでいた。昨年の台風によりずれたものらしい。(右)
加茂地区再奥の集落なので、高知県境がすぐ間近に迫っている。(左)
ズリあとには、かなり風化はしているものの鉱石がたくさんあった。(右)
鉱石がこんな大きなかたまりになっていた。(左)
見上げると、鉱山のズリ跡がたくさん残っていた。かなり急な斜面なので下から見上げるだけで終わった。(右)

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