2007年(山を歩く・その11) 


大座礼山から三ツ森山へ

(登山口
〜ブナ巨木〜大座礼山山頂〜鉄塔広場〜三ッ森山山頂〜鉄塔広場〜大座礼山山頂〜登山口)
 

                                                            平成19年5月3日
一度は見てみたいと思っていた大座礼山のブナの巨木。昨年の8月に見に行こうとしたことがあったが、道路工事中のため断念している。ゴールデンウイークの後半、絶好の登山日和。アケボノツツジの時期でもあるし、今度こそはと午前4時30分に家を出て登山口に向かった。
【当日のコース

   駐車場(5:55)→大座礼山登山口(6:00)→井野川越(7:00)→ブナ巨木(7:17)→大座礼山山頂(7:32〜7:47)→尾根分岐(7:55)
           →鉄塔広場(8:41〜8:55)→三ッ森山山頂(10:23〜11:05)→鉄塔広場(12:43〜12:53)→尾根分岐(14:05)
           →大座礼山山頂(14:34〜14:40)→ブナ巨木(14:47〜14:53)→大座礼山登山口(16:05)→駐車場(16:10)


午前6時前、駐車場に到着。向かいの山からはちょうど朝日が昇ってきた。 林道を大座礼山の登山口に向かって進む。早朝のためとてもすがすがしい。
大座礼山の登山口に到着した。はじめてのコースはいつもながらワクワクするものだ。 最初は急坂をしばらく登る。朝の空気を思いっきり吸いながらゆっくりと登る。
30分ほどでゆるやかな道となる。いい雰囲気の登山道。朝日がさしてとても快適。 約1時間ほど登ると井野川越に到着した。ここから尾根沿いに山頂に向かって進むことになる。
朝日が差し込む樹林帯の中を登る。 道が平坦になると目の前にブナの巨木が現れた。
なかなかの雰囲気。しばらく見入ってしまった。 ブナをあとに山頂に向かって登る。
午前7時30分すぎ、大座礼山山頂に到着した。 東の方には東三森山が見えた。
こちらは赤石山系の山々。 天気もいいし、時間もたっぷりあるので、尾根沿いに三ッ森山まで行ってみることにした。
10分ほど歩くと、大田尾越行きの分岐点までやってきた。道は悪いがここから尾根沿いに降りることもできるようだ。 これから進む尾根を望む。稜線の向こうにはこれから目指す三ッ森山が見える。その向こうには沓掛山と黒森山。
少し南に目を向けると平家平と冠山。この稜線は以前歩いたことがあるが・・・ガスのためなんにも見えなかった。 急坂を下ると山頂にもかかわらず平坦なところへ出た。ここもなかなか雰囲気のいいところ。
またまた急坂を登る。振り返ると、先ほど登っていた大座礼山が見えた。 天気がよくてとても快適な尾根筋。クロモジ(シロモジ?)の花がたくさん咲いていた。
山頂から1時間で鉄塔のある広場に到着した。ここでしばらく休憩。とっても気持ちがよくて一寝入りしたい気分。 しばらく休憩した後三ッ森山に向かって進みはじめる。
稜線にはアケボノツツジの木がたくさんあった。しかしほとんど咲いていない。つぼみになっているのもわずか。 時期がすこし早かったようだ。今年は裏年とも聞く。それでも咲き始めているのもあって花を楽しむことができた。
木々の間から赤石山系の山々が見える。 こちらは平家平。この稜線を歩くと行くことができるが今日は無理。
アップダウンを繰り返しながら、どんどん稜線を進む。目の前に目指す三ッ森山が見えてきた。 満開に近いアケボノツツジ。ポツリポツリと出会うことができる。
いよいよ三ッ森山までやってきた。最後の登りをゆっくりと登る。 大座礼山から2時館30分、三ッ森山の山頂に到着した。木々に覆われて見晴らしは望めないが達成感でいっぱい。
少し西の方へ行ってみると見晴らしのいいところがあった。平家平から冠山そしてちち山、笹ヶ峰へと続く稜線。 後ろを振り返ると先ほど歩いてきた大座礼山から三ッ森山への稜線。ずいぶん歩いてきたものだ。
こちらは沓掛山と黒森山。あの向こうは西条市か・・。 三ッ森山で昼食をとり、十分休憩した後引き返すことにした。
アップダウンの稜線が続く。なかなか面白い登山道。 こういう快適な道もある。
ブナの木々が美しい。 中間地点の鉄塔が見えてきた。さすがに少し疲れてきてペースダウンとなる。
結構足にきている。中間地点の鉄塔広場にやっと到着した。 休憩後、またまたアップダウンの連続。最後の登りを登りきると・・。
見晴らしのいいところについた。先ほど歩いてきた稜線を眺める。風が涼しくて疲れがとれる瞬間。 中央に石鎚山が見えた。その前には伊予富士と東黒森が見えている。石鎚山系の山々の眺めがすばらしい。
高知県側の山々の眺めも最高だ。 大座礼山の山頂に戻ってきた。ゆっくり歩いたため三ッ森山から3時間20分もかかってしまった。
山頂から東三森山。朝見たのとは違った雰囲気。またここにも登ってみたい。 赤石山系の山々を眺める。
山頂を下り、再びブナの巨木に会う。なかなか見事な枝振り。 巨木をあとに登山口に向かって下りはじめる。登山道にある山野草を楽しみながらゆっくりと下る。
向かいの山にはアケボノツツジが咲いている。 午後4時過ぎ、やっと登山口まで帰ってきた。登りはじめてから10時間以上かかってしまった。長い山歩きだった。
大座礼山ルートに咲いていた花
エンレイソウ
ヤマエンゴサク
タチツボスミレ

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