石鎚水源の森づくり第112回えひめ森づくり
安全技術技能審査会・実技研修会


【開催日時】
 平成19年9月23日(日)午前8時30分~午後8時30分迄

 平成19年9月24日(月)午前8時30分~午後2時30分迄
【参加人員】
 石鎚水源の森づくり参加登録者6名・東予流域林業活性化センター事務局2名 計8名
【集合場所】 
 新居森林組合本所駐車場(西条市大町1211)へ、午前6時30分に集合して、マイカー乗合せで出発し、大洲市の会場へ午前8時10分に到着した。
【開催場所】
 国立大洲青少年交流の家(愛媛県大洲市北只1086)
 青少年野外キャンプ場・隣接ヒノキ50年生人工林
【研修内容】
 1.主催者 森づくり安全技術・技能全国推進協議会
   (〒
113-0033 東京都文京区本郷3-2-3斉藤ビル3階、NPO法人森づくりフォーラム事務局内TEL03-3868-9535FAX03-3868-9536
 2.森づくり安全技術・技能習得制度審査会参加者 
10名(内当センター3名)

   1)9月23日 9時~12時・学科試験(チェンソーエンジン、ソーチェーン目立・立木伐倒)
             13時~15時・目立実技試験(ソーチェーンの目立て40分間で実施)
          15時~17時・チェンソー清掃・点検実技試験

   2)9月24日 8時30分~12時30分 間伐木桧50年生 選木・伐倒・枝払・造材実技試験
     (持時間 伐倒15分・掛り木5分・枝払・造材10分)

 3.森づくり安全技術・技能習得制度実技研修会参加者8名(当センター5名)

   1)9月23日 8時30分~ 9時 開会行事(えひめ森づくり安全技術・技能地域推進協議会長・鶴見武道挨拶
                     森づくり安全技術・技能全国推進協議会常任理事 審査委員長・石垣正喜
                     挨拶と審査会実施方法の説明ほか審査員3名の紹介等)
          9時10分 ~12時 ソーチェーン目立実技研修
         13時    ~15時 ソーチェーン目立実技試験の研修
         15時    ~17時 ソーチェーン清掃・点検実技試験の研修
         17時10分 ~19時 学科試験内容の説明と重要事項の説明


   2)9月24日
         8時30分  ~12時30分 間伐木選木・伐倒・枝払・造材実技試験の研修
        13時     ~14時20分 今回の森づくり安全技術・技能取得制審査会に参加しての意見交換会
        14時20分  ~14時30分 閉会行事 鶴見会長挨拶、現地解散

 4.今回の審査会・研修会参加者 計24名

   1)森づくり安全技術・技能全国推進協議会理事長 宮林茂幸(東京農業大学地域環境科学部教授)ほか審査員4名

   2)森づくり安全技術・技能全国推進協議会常任理事 坂井武志(NPO法人森づくりフォーラム事務局長)

   3)えひめ森林ボランティア連絡協議会から鶴見会長以下7名

   4)石鎚水源の森くらぶから玉置代表以下8名

   5)広島県の森林ボランティア団体有志2名ほか1名

【実施の経過】

 市民参加の森づくりは、昭和60年代から全国各地で広がりはじめて、現在では全国で1800団体を超え20万人の市民が参加していると言われております。

 こうした中で、私共の東予流域林業活性化センターでは、平成10年7月に川下住民を対象に石鎚水源の森づくりボランティア参加者を新聞折込広告やインターネットホームページ等で公募して、現在では参加登録者は275名で、管内の西条市・新居浜市・四国中央市に支部を置いて、年間15回位の森林ボランティアを実施しております。

 しかし、石鎚水源の森づくりをはじめて10年間が経過して、森林ボランティア対象の森林が40年生を超えるようになって、ノコ、カマ等の手道具で実施できる森林は、ごくわずかになりました。

 そこで、愛媛県下の森林ボランティア団体が加入している、えひめ森林ボランティア連絡協議会(会長 鶴見武道・えひめ千年の森をつくる会会長・愛媛大学大学院農学研究科準教授)に働きかけをして平成19年5月に「えひめ森づくり安全技術・技能地域推進協議会」を設立して、今回の審査会及び研修会の開催となりました。

 今回実施された審査会は、本格的なものとしては全国で最初でありますので、審査する全国推進協議会と審査を受ける地域推進協議会共に、どの様な教材で予習をして審査会に参加したらよいか連絡調整が不十分であったと思いました。

 こうした中で、当センターでは、審査会に3名と実技予習研修会に5名の計8名が参加しました。

 技術、技能取得制度では、5ランクに分けて審査をすることになっております。今回は3ランクの審査会でありましたが、愛媛県で10名受験して何名合格するかは、1ヶ月あとに通知があると聞いております。


開会式で挨拶する鶴見会長

今回審査会代表の石垣常任理事

朝学科試験のあと午後は目立て試験

ソーチェーンの目立方法を見る研修生

10名がソーチェーンの目立実技審査に参加

目立方法を審査する審査員

ソーチェーンの目立角度を計測

ソーチェーンの目立状況の審査

全国推進協議会の坂井常任理事

目立後の切り味を審査

切断時間を計測する審査員

チェーンソーの整備状況を審査

9月24日は間伐木伐採審査会

受け口づくりの審査

受け口の状況を審査

受け口づくり結果を計測

追い切りをする受験生

審査会の取材にきた新聞記者

伐倒跡を見る審査員

切り株跡を見る審査員

伐倒時間は15分以内

受験生は審査員に囲まれ緊張気味

審査会結果を報道した新聞

活動報告へ戻る