周桑地区
水源の森づくり第6回作業体験
【開催日】
平成12年12月9日(土)午前9時30分〜午後3時30分
【参加人員】
ボランティア登録者10名
林業関係者10名 計20名
【作業体験場所】
周桑郡小松町新屋敷乙59−1「小松町水源の森」
桧38年生人工林 面積80アール(複層林施業林10アール・多間伐長伐期施業林70アール)
【作業体験内容】
@桧38年生の間伐木伐採・枝払い・造材・搬出作業体験
A桧38年生(平成12年に広葉樹植付地)の枝打ち作業体験
B間伐材搬出作業路崩壊地の補修作業体験
【ボランティア活動内容】
当日は朝冷はしたものの快晴にめぐまれ、ボランティア参加者は午前9時30分
には、予定どおり20名全員が集合しました。
作業開始前の集会で、上野事務局長が「今日は周桑地区のみのボランティアで
あったので、ボランティア参加者は10名、林業作業指導員が10名ということで
手厚い林業作業の指導が受けられると思いますので、十分な技術取得をして下さい。」
と述べたのち、西条地方局丹原出張所林業課の戸田正和主席改良指導員が「今日の
ボランティア作業は、指導員が3班にわかれて、複層林の枝打ち・作業路の補修・
間伐木の伐採搬出をしますので、希望する所に行って作業の仕方を教えてもらって
下さい。」という作業の仕方の説明がありました。
午前9時45分から、枝打ち作業に5名、作業路補修に8名、間伐木の伐採・搬出に
7名と別れて作業体験を開始しました。
枝打ち作業では、地方局林業課が準備をしていた木登りハシゴを使って枝打ち作業を
しましたが、30分位すると参加者は作業の仕方を覚えて上手に枝打ち作業をしていました。
作業路の崩壊地の補修作業は、崩壊地に間伐木でつくったクイを打ち込んで
間伐木をたて・よこに組み上げて、その間にさらに石を入れることで行いましたが、参加者は、この作業の仕方を
1時間位でおぼえて4m位あった崩壊地が午後2時30分頃には修復できました。
参加者は土掘り作業等に汗をかき、大変な作業でした。
間伐木の伐採・搬出作業は、10アール程の桧38年生人工林で45本程の立木を伐採して、
枝払い・造材作業をしたのち、林内作業車で集材をして、4立米程の桧の原木を搬出しました。
本日の作業で小松町水源の森では、今迄作業をした分を含めて、80アール程の人工林の
間伐が完了しました。
今後、間伐跡地に、広葉樹等が自然の力により発生して、下層木の繁茂する人工林が
できて、貯水能力の高い水源の森へ変化していく経過をみるのが楽しみです。
なお、今回のボランティア作業では、緑の募金交付事業で購入をした「共立エコー
チェンソー」1台と間伐木のかかり木を引きたおすための「チルホールX5型」を使用して
作業能率の向上がはかれました。
今回の作業体験は、参加者が20名でしたが、林業作業指導員の指導が行き届いていたので、
ボランティア参加者にとっては有意義な一日であったと思います。
午後3時30分に総ての作業を終了して現地で解散しました。
朝の集合状況
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間伐木の伐採
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間伐木の枝払い作業
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間伐木の搬出作業
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枝打ちの木登りハシゴ
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枝打ち作業中
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作業路の補修作業
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基礎掘り作業中
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崩壊地を木組みの方法で積み上げ中
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作業路補修用間伐木を集材
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木組みが半分位完成
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ほぼ完成間近
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