新居浜・西条・周桑地区
水源の森づくり第17回作業体験


【開催日時】
平成13年11月10日(土)午前9時30分〜午後3時迄
【参加人員】
 ボランティア登録者56名、林業作業指導員6名(西条地方局林業課1名・西条地方局 丹原出張所林業課2名・林業活性化センター3名)計62名
【作業体験場所】
加茂川水源の森2(西条市荒川字大谷乙135−1)220アールの内80アールの森林
【活動内容】
 前日の天気予報では、朝6時迄は雨で、午前9時より晴れということで、予報通りなのか 朝6時30分頃より7時頃迄大雨が降り、ボランティア実施は危ぶまれましたが、 午前8時頃から雨雲が消滅して実施できることが確実になりました。 本当にやきもきした朝でした。
 午前9時には、集合場所のJA西条加茂支所へボランティア参加の皆さんが10名程 集合していて、持参したボランティア用具の点検等を手伝ってくれました。
 午前9時30分には、予定していた参加者が全員集合したので、上野事務局長 の司会で開会行事を始めました。
開会の挨拶を、西条地方局丹原出張所林業課の伊藤主席改良指導員が行い 「本日は間伐作業ですので、十分に気を付けて作業をしてください。」 と挨拶をしました。
 続いて上野事務局長より、今日のボランティア作業方法の説明があり、 参加者の集合写真を写した後、9時40分から作業現場迄5分位歩いて移動しました。
 本日の作業予定地は35年間程放置をしてあったヒノキの天然林で林齢は40年生 から90年位迄です。 45年位前の昭和30年頃迄は「マツタケ」 が自生していたアカマツとヒノキの混合林でしたが、昭和28年頃より アカマツが松食い虫で枯れた跡に、ヒノキが天然発生して、雑木とシノベ竹との混成林に なっていました。
 この様な森林の為、今回のボランティア実施前に、雑木とシノベ竹とヒノキの間伐木 をプロの林業者が伐採していました。
 今回のボランティア作業で、雑木と竹を2m位にノコとチェンソーで切り取って 、ヒノキの残存木の上側に積み上げる地拵えをしました。
 その後で、伐採してあったヒノキの間伐木の枝払い作業をしました。
 ボランティア参加者は、間伐木の年輪をかぞえている人もいましたが、天然木で年齢幅は小さく 数えにくい為、同じ間伐木でも80年生という方と、100年生位という方もいて わかりにくかったようです。
昼食は集合場所の国道194号線沿いのJA西条加茂支所前でとりました。
 午後も森林に行きまして、午前中に残っていた間伐木の枝払い作業を午後2時40分 迄して終わりました。
 午後3時にJA西条迄全員帰りまして現地で解散をしました。
 今回は、天然のヒノキの切り株を初めてみたボランティアの方もいました。
 人工林は30年生位迄年輪幅が大きいですが、今回のヒノキは 直径5p位になるのに30年生位かかっているヒノキもありました。
 ボランティアの皆さんには有意義な一日であったと思います。

9時頃の集合状況

9時頃の集合状況

受付で作業用具を貸与

受付で作業用具を貸与


9時30分開会行事

9時30分開会行事

参加者の集合写真

参加者の集合写真


国道より森林に行く

国道より森林に行く

加茂川水源の森2の下の市道付近

加茂川水源の森2の下の市道付近


森林へ上るボランティア参加者

森林へ上るボランティア参加者

加茂川水源の森2へ到着

加茂川水源の森2へ到着


9時50分作業開始

9時50分作業開始

伐採した雑木のかたづけ作業中

伐採した雑木のかたづけ作業中


天然のヒノキの枝払い作業

天然のヒノキの枝払い作業

天然木の年輪を数えてみる

天然木の年輪を数えてみる


10歳の子供もヒノキの枝払い作業

10歳の子供もヒノキの枝払い作業

2人の子供で1本のヒノキの枝払い完了

2人の子供で1本のヒノキの枝払い完了


昼食は美味でした

昼食は美味でした

昼食をするボランティアの皆さん

昼食をするボランティアの皆さん


午後もヒノキの枝払いをしました

午後のヒノキの枝払いをしました

枝払い作業中

枝払い作業中


天然ヒノキ林の林相

天然ヒノキ林の林相

雑木をかたづけた跡地

雑木をかたづけた跡地


ヒノキの枝払い作業を完了した森林

ヒノキの枝払い作業を完了した森林


ボランティア参加者の皆さん

ボランティア参加者の皆さん


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