宇摩地区第6回
水源の森づくり作業体験
【開催日時】
平成14年6月1日(土)午前9時30分〜午後1時
【参加人員】
ボランティア登録者44名、林業関係者17名 計61名
【作業体験場所】
宇摩地区21世紀の森(伊予三島市寒川町)
【ボランティア活動内容】
週間天気予報でも、今日のボランティアは晴天ということで、事務局としても
安心して準備作業をすることができました。
午前8時30分頃に集合場所の寒川小学校駐車場に到着しましたが、まだ
参加者が居ませんでしたので、作業場所で必要な下刈りガマ等を現地へ持って行き、
集合場所へ帰ってくると、森代表をはじめ3名程の方がこられていました。
午前9時30分に開会行事をはじめました。森代表が開会の挨拶をされ、「日本は
地球温暖化防止条約を今回の国会で承認しましたので、1990年の二酸化炭素の排出量を
2010年には6%削減しなければならなくなりました。そこで愛媛県でも排出量削減の
指針をつくって取り組むことにしておりますが、その6%の削減の内3.9%は、森林が
吸収するとなっておりますので、実際の削減は2.1%ですが、今のままの森林では
2.9%しか吸収しませんので、森林の複層林化等をする必要があります。
人工林を複層林化するためには、間伐をして地面に日光が差し込むようにしなくては
なりませんが、その間伐木が利用されないと過密な人工林の複層林化はできません。
私共は、地球温暖化防止のためにも、木材を利用しなければなりません。そこで、皆様にも
ご協力をお願いします。
こうした中で、今後私共が
行っております活動も重要になって来ます。」と述べました。
続いて、西条地方局伊予三島林業課の中河課長の激励の挨拶の後、伊予三島
林業課の越智主席改良指導員から、安全な草刈り作業方法の説明があり、午前9時45分に
作業場所の「宇摩地区21世紀の森」へ徒歩で移動しました。
「宇摩地区21世紀の森」の入り口で、参加者に事務局で準備した草刈りガマや柄の長い
下刈りガマを渡して、午前10時頃から今年2月に植樹した広葉樹森林80アールの
草刈り作業体験をはじめました。
今回のボランティアの活動状況を、岡山放送が取材に来ており、インタビューを受けた
ボランティア参加者もいました。テレビ放送の予定は、6月下旬とのことです。
広さ80アールの草刈り作業は、午前11時40分頃には全部終わり、草刈りをした
森林の方のふもとの松山自動車道の測道沿いで昼食をとりながら、林業関係者と森林に
対する思いを語り合いました。そして午後1時に現地で解散しました。
「宇摩地区21世紀の森」の面積は138アールありますが、今回草刈りをしたのは
80アールで、今後平成15年2月末日までに残りの58アールの地拵えをして、
来年3月1日に広葉樹を植樹する予定です。
今回のボランティアは、晴天にめくまれ気持ちのよい汗をかくことができた
一日でした。
集合場所の寒川小学校駐車場
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岡山放送の川田ディレクターと打ち合わせ
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作業前の開会行事
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「くらぶ」の森代表挨拶
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中河伊予三島林業課長挨拶
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越智主席が安全作業を説明
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岡山放送の取材状況
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広葉樹の草刈り作業開始
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ていねいに草刈りをしました
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広葉樹は今年2月に植樹
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半分くらい草刈りにて休息中
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2月植樹木はほどんど枯損なし
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事務局が「くらぶ」の活動を説明
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休息後作業開始
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草刈りは上手になりました
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草刈り跡の森林
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手前の方は来年3月に植樹予定
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作業を終了して下山中
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昼食中の様子
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森林の思いを語り合いました
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