新居浜・西条地区
水源の森づくり第26回作業体験
【開催日】
平成14年12月14日(土) 午前9時〜午後7時15分迄
【参加人員】
ボランティア参加登録者 72名 林業作業指導員 (愛媛大学農学部鶴見武道助教授、西条地方局丹原林業課伊藤敏郎主席改良指導員、西条地方局
林業課片岡幹雄林業改良指導員、東予流域林業活性化センター3名)6名 計78名
【作業体験場所】
加茂地区公民館北側の広場(西条市荒川2−202)
【作業体験内容】
竹林整備のため伐採した竹材の有効活用をする為のドラム缶釜10基にての炭焼き体験作業
【活動内容】
12月中旬という時期としては、暖かい日に恵まれた絶好のボランティア日和の中で、午前9時には、参加申し込みを
していた参加者全員が集合したので、上野事務局長の司会で開会行事を行いました。
石鎚水源の森くらぶの森順代表が開会の挨拶で、「年末でご多忙の中を愛媛大学の鶴見助教授に来ていただきまして、
今日は皆様に炭焼き体験作業をしていただきます。鶴見助教授は、日本一の炭焼き技術を持っている方ですので、今日一日
鶴見先生の技術を皆さん方全員が技術取得されますことを期待しております。」と述べました。
続いて、鶴見助教授から、ドラム缶釜による炭焼きの仕方についての概要説明と、木材・竹材を炭にすると二酸化炭素を
固定するので、地球温暖化防止対策にもなるとの講話がありました。
次に片岡林業改良指導員から、野鳥の保護と狩猟制度についての話等がありました。
最後に上野事務局長から、当日の作業の予定の説明があり「今日の炭焼き作業は、1班7〜8名編成で10班に分かれて
作業をしていただくことにしています。」と班編成表を配布して午前9時30分に開会行事を終了しました。
続いて、参加者は各班に分かれて、11月23日のボランティア作業で割った竹をドラム缶釜の中に入れてある
前側に、火入れをする18リットル缶の据え付け作業をしてから、火入れ作業を鶴見助教授の指導で行いました。
火入れ作業は、最初の1時間程は18リットル石油缶の前側で火をたいて「うちわ」であおいで熱風をドラム缶釜に
送り込む作業なので、各班の参加者は交代で多忙なひとときを過ごしました。
火入れ後1時間位すると、10基のドラム缶釜の内、半分くらいはドラム缶釜の中の竹材の炭化が始まった釜も
ありましたが、一番遅くなった釜は3時間くらいかかりました。
12時頃から、ドラム缶釜の監視人を交代で残っていただいて、隣の加茂地区公民館に移動をして、
「猪ナベ」と「にぎりめし」で昼食をとりました。昼食の準備は各班から1名ずつボランティア参加者の女性部
の方が出て、準備をしていただきましたが、たいへんおいしくできていました。
午後は、ドラム缶釜の監視をしながら、森代表の指導による「竹ボウキ」作りと、活性化センター指導員の指導による
来年3月に広葉樹の植樹作業に使用する「竹の支柱」づくり作業を午後3時頃迄しました。
しかし、最初に予定していました午後4時に火止め作業ができた釜は3号釜のみでしたが、一応午後
4時15分には、予定のある参加者は解散していただきましたが、参加者78名の内、40名
位の方が、午後5時頃迄残っておられました。
最後に火止めをしたのは、2号釜と10号釜で、午後7時15分でした。最後迄残っておられた鶴見助教授
をはじめ参加者20名程の皆さんは大変ご苦労様でした。
冬の日の短い中での月明かりの中の作業体験で、たき火をしながら「やきいも」を夕食代わりにして、鶴見助教授を
中心にして語り合った一日はめったに経験できないことでした。
長い一日でしたが、明日の釜出し作業を楽しみにして、午後7時30分に現地解散をしました。
今回の作業体験は、「緑と水の森林基金助成事業」によって実施されました。
開会行事前の受付状況 |
今回は10基のドラム缶釜を準備 |
午前9時開会行事を開始 |
開会の挨拶をする森代表 |
作業の説明をする鶴見助教授 |
片岡林業改良指導員の説明 |
参加者の皆さん |
竹酢をとるための煙突を設置 |
釜の火入れ作業 |
うちわで熱風を送り込む |
ドラム釜内で自動炭化始まる |
各釜共に順調よく炭化 |
竹酢液の採取状況 |
昼頃の炭化状況 |
昼食を準備する女性参加者 |
本日の昼食は猪なべです |
昼食をする参加者の皆さん |
今回は「緑と水の森林基金助成事業」で実施 |
ドラム缶釜の炭化状況 |
鶴見助教授の説明を聞く |
午後1時頃の状況 |
午後は竹の支柱作り |
支柱作りの為の竹割り |
割った竹での支柱作り |
竹ボウキ作りをする参加者 |
待時間での鶴見先生のお話 |
午後2時頃の炭化状況 |
石油缶と煙突を埋める火止め作業 |
ドラム缶釜による炭焼きボランティア |