新居浜・西条・周桑地区合同
水源の森づくり第35回作業体験
【開催日時】
平成16年3月13日(土)午前9時00分 〜 午後5時30分
【参加人員】
ボランティア参加登録者61名・森林作業指導員(鶴見先生・西条地方局林業課越智主席改良指導員・片岡林業改良指導員・
東予流域林業活性化センター2名)5名 計66名
【作業体験場所】
加茂地区公民館下広場・加茂地区公民館会議室及びグランド
【作業体験内容】
@竹林整備のために伐採した竹を有効活用するドラム缶釜での炭焼き作業体験
A竹の枝を有効活用する竹ボウキ作り作業体験
B女性作業教室(落ち葉で押し花作り)への参加
Cクヌギの玉切り運搬とシイタケ種菌のための準備作業体験
【活動内容】
朝から雲一つない快晴の天候に恵まれた中で、午前8時15分頃より参加者が集まり始めて、午前9時には、参加者全員が集まったので、開会行事を上野事務局長の司会で始めました。
まず、森順石鎚水源の森くらぶ代表が開会の挨拶をして、「本日のボランティアは、、今日午後5時まで行うことと、明日も昼までボランティアがあるので、体調を整えながら作業体験をしてほしい」と述べました。
続いて鶴見先生より挨拶があり、「西条市が水の都といわれているのは、皆さんが森林整備に努められているからです。今日実施する炭焼き作業は、地球温暖化防止にもなるし、焼いた炭を燃料にするのも良いが、一戸建て住宅に住んでいる方は炭を家の床下に敷くと 、湿度の高い日は炭が湿気を吸収し乾燥した日は湿気を放出してくれるので、住んでいる人の健康に良いと思っています。」と述べられ、また鶴見先生の川内町井内の自宅では、畳1丈の広さに炭30sを床下に敷いているということを聞いたボランティア参加者からは大きな反響がありました。
続いて、越智主席改良指導員から安全な作業法の説明があり、次いで片岡林業改良指導員より森林作業中の蜂対策についての説明がありました。
午前9時40分に開会行事が終了し、加茂公民館下の広場に全員が移動して炭焼き作業を始めました。
ドラム缶釜は10基据え付けており、炭焼きの総合指導者を鶴見先生・越智主席改良指導員・片岡林業改良指導員とし、1号から10号の釜それぞれに今までに炭焼き経験のあるボランティア参加者を
指導者にして、5名〜6名の班に分けて 炭焼きを始めました。
どの缶も午前10時頃には火入れができて、早い班は、午前11時にはドラム缶内での炭化が始まり、遅い班でも午前11時30分には炭化が始まったので、各班交代で見張り役を1名おいて、午前11時40分から加茂公民館の広場で昼食をとりました。
当日の昼食はイノシシ鍋とおにぎりにしました。
イノシシの肉を食べるのは初めての方もいましたが、ボランティア参加者の杉森信友氏が上手に味付けをしてくれていましたので、3杯も4杯もおかわりをする人がいて、大きな鍋二つ分をを全部食べてしまいました。
午後は12時20分から、女性達は林業教室で落葉を使って押し花作りをしたり、森順氏の指導で竹ボウキ作りをしたり、シイタケの原木を80pに玉切りして運搬し、電気ドリルで種ゴマを打ち込む穴をあける作業をしました。
炭焼き作業の方は、最初から即席方法で炭焼きをしていた10号釜(指導者、上野清七氏)を、午後2時30分に火止めをして、午後3時50分頃から次々と火止めをしました。
一番遅くまでかかったのが5号釜(指導者、工藤孝義氏)でしたが、午後5時20分に火止めをして、午後5時30分には明日の釜出しを楽しみにして、全員現地解散をしました。
朝8時40分頃の集合状況 |
朝9時5分から開会行事 |
当日の作業の指導者の皆様 |
当日の参加者は66名 |
森順くらぶ代表挨拶 |
鶴見先生挨拶 |
県の越智主席の挨拶 |
片岡林業改良指導員挨拶 |
朝9時45分から炭焼き作業開始 |
ドラム缶釜に竹材搬入 |
火入れは午前10時15分頃から |
うちわで扇ぎ続ける |
一斗缶の半分より前でたき火 |
順調よく点火 |
11時20分頃からドラム缶内着火 |
加茂公民館下に釜設置 |
昼食にイノシシ鍋を準備 |
午前11時40分から昼食 |
イノシシ鍋は美味でした |
当日の鍋の味付けをした杉森理事 |
昼食のひととき |
12時30分から竹ボウキ作り |
竹ボウキ作りの指導は森代表 |
午後1時から女性林業教室 |
先生は林業改良指導員 |
準備していたクヌギの原木 |
午後2時からクヌギ原木運搬 |
電気ドリルで種菌用穴あけ作業 |
ドラム缶内の着火状況 |
10号釜は2時35分火止め |
火止めは煙突も赤土でふさぐ |
5号釜は午後5時20分火止め |
5号釜の責任者の工藤孝義氏 |
10基の釜を全部火止め |