新居浜・西条地区第42回
水源の森づくり作業体験
【開催日時】
平成17年3月5日(土)午前9時〜午後4時30分
【開催場所】
西条市立加茂地区公民館横広場(西条市荒川2号184番地)
【作業内容】
・ドラム缶釜による雑木(クヌギ)と竹材の炭焼き作業
・植樹用の竹支柱作り作業
・竹ボウキ作り作業
【参加人員】
ボランティア参加登録者51名・新居森林組合役職員3名、新居林業研究グループ会長1名、林業活性化センター事務局2名 計57名
【ボランティア活動内容】
当日は、3月に入っても朝冷えのする天候でしたが、最初に釜の前でたき火をして炭焼をする作業には、恵まれた日でした。
朝9時には、予定をしていた参加者が集まりましたので開会行事を始めました。
最初に、森順石鎚水源の森くらぶ代表が挨拶をして 「今日と明日の2日間のボランティア作業になりますが、けがのないように気をつけて作業をして下さい。」と述べました。
続いて、伊藤浩新居森林組合長の挨拶があり、その後上野事務局長が当日の作業について、「今日と明日の作業は、班編成は5名〜6名の10班で作業をします。」と述べた後、班編成を書いた資料が配られ「ドラム缶炭焼のポイント」を説明した後開会行事が終わりました。
それから10基のドラム缶釜に、班ごとに分かれて、9時20分頃から着火作業の準備をし、9時30分から、森順氏と上野清七氏の総合指導で、釜の前での着火作業が一斉に始まりました。
釜の前でたき火をして、熱風をドラム缶内にうちわであおいで送り込む作業を、1時間くらい交代でする作業をしたところ、早い班は、10時30分頃にはドラム缶内のクヌギ、竹材の熱分解が始まり、11時頃には10基全部で熱分解が始まりました。
そこで、各班3名位が釜の番をして、2名位は昨年の台風21号で崩壊した森林へ、ケヤキ を植林する時に使用する竹の支柱作りをしました。
また、参加者のうち女性6名には朝10時頃から加茂地区公民館の調理室で、昼食用のおにぎりと猪鍋の調理をしていただき、11時30分頃には昼食の準備ができました。
そして11時30分から各班交代で昼食をとっていただきましたが、今回の猪鍋の味付けは、非常に美味でした。
午後からは、森代表の指導で竹ボウキ作りに参加する者と炭焼の火止めまでの見張りに参加する者に分かれて作業を続けました。
午後4時30分には、すべての釜の火止めが終わりましたが、3号釜だけは煙突の温度が350℃にならないうちに火止めをしました。
火止め作業が終わったあとで、昨年春にボランティア参加者の方が植菌作業をしたシイタケの原木を2本ずつ無償提供することになったので、参加者は今年の秋にシイタケが発生するのを楽しみにして原木を持ち帰り、作業は終わりました。
開会行事前の集合状況 |
森順代表の挨拶 |
伊藤新居森林組合長挨拶 |
上野事務局長の作業方法の説明 |
配布された資料を見る参加者 |
ドラム缶釜の中の炭材 |
ドラム缶釜の前に焚き口を設置 |
着火前の準備作業 |
9時30分頃から各班着火開始 |
焚き火の熱風をうちわで釜へ送る |
各班交代でうちわであおぐ作業 |
木酢液採取装置 |
11時頃から竹の支柱作り |
植樹用支柱作りをする参加者 |
昼食の準備をする参加者 |
猪鍋の味付けをする杉森会長 |
猪鍋をつぐ皆さん |
今日の猪鍋は美味 |
午後は竹ボウキ作りに挑戦 |
竹ボウキを作る参加者 |
釜の中の熱分解状況 |
午後4時30分全部火止め完了 |