1月5日
横峰寺を参拝したあと、山門までもどってきた。
これからまた星ヶ森の峠を越えて帰るところだったが・・。
せっかくだから湯浪からの登りの途中にある古坊というところまで行ってみることにした。
古坊は、旧石鎚村の集落があったところで、昭和の終わりまでは1軒の民家があったところらしい。
昭和25年には7世帯29人が住んでいたという記録が残っている。
山門から湯浪まで続く遍路道を下る。
遍路道だけあって、途中お地蔵さんがたくさんある。
10分ちょっと下ると、お堂のある古坊集落跡までやってきた。
以前湯浪から登ったときは、このお堂を横目にみて登ったが、今日はちょっとだけあたりを散策してみることにしよう。
お堂の横にはお地蔵さんが並んでいた。7地蔵さんか・・とよく見ると上にも3地蔵ある。全部で10地蔵さんかな・・。
お堂から奥の方をのぞくと、石垣があった。
なるほど、昔の民家跡のようだ。
民家跡へ行ってみると石垣がいたるところにある。
このあたりに数件の民家があったようだ。
家は取り壊されて石垣しか残っていない。
植林木が植えられ、すっかり森になってしまっている。
以前、遍路道を通ったときには気がつかなかった。
石垣は高く積み上げられている。
しばらく散策してみたが、民家はすべて取り壊されてしまっているようだった。
当時をしのぶことができるのは、石垣だけになってしまっている。
さてそれでは、引き返すことにしよう。
古坊集落をあとにして再び横峰寺の山門にむかった。
山門まで戻ってきた。
これから星ヶ森の峠までもどり、登山口へ下ることになる。
ここでまた・・ついでだから、以前行った槌ノ川集落跡まで行ってみようか・・
ということで峠を越えて今度は槌ノ川集落跡に向かった。
古坊集落へ戻る。