旧石鎚村中村集落

2007年03月06日 06時24分03秒 | ふるさと情報(石鎚地区)
2月24日

廃道の林道から諏訪神社のところまで下ってきた。

駐車場には車が2台停まっていた。

この人たちはどこへ行ったんだろう・・・まあそんなことはどうでもいいか・・。

今日は、ここから中村集落の方へ登ってみるのが目的だ・・。


集落への登り口には、道ばたに菜の花がきれいに咲いていた。

梅の花も咲きかけている。なんともすばらしい風景。



きれいに整備されている道。

しばらく進むと家を発見。人が住んでいない廃屋だった。



その後、すぐに植林木の中を進む。

山林の中にも廃屋がチラホラ見える。

10分程度で石垣がたくさん見えてきて、石段を登る。

廃屋、畑の跡がたくさんある。

加茂地区の八之川集落に似ている雰囲気・・。

昔はここも開けていてにぎやかだったんだろうなあ。



小さな祠があった。雨に濡れないようにトタンの屋根がついている。

お正月のしめ飾りがつけられていた。だれかがお世話しているのか・・。

近くには廃屋が数件。

山から切り出されたであろう丸太が積んであったが、苔むしていた。



これはどこかで見たことあるぞ・・。

そうそう、成藪集落にあったものと同じ灯籠だ・・。

こちらは現役で使われているんだろうか・・そうでもないか。



灯籠の近くにあった廃屋。

家のまわりや付近の畑にはスギがたくさん植えられている。

こうして、このあたりもあと数十年もすると森になってしまうのだろうか・・。



しばらく登ると、この集落のいちばん上あたりにやってきた。

とても見晴らしがいい。

最近まで人が住んでいるように思える新しい廃屋があった。

立派な蔵もある・・。

蔵の向こうに人が暮らしている家が一軒あった。

前を通ると中から人の気配。

声をかけてみようかなとも思ったが、ちょうどお昼時だったので今回は遠慮した。



目の前には石鎚山山系がきれいに見えた。

こんな景色のいいところで暮らせるなんて、すばらしいなあ。

でも、それ以上に苦労もたくさんあるはず・・。



急斜面の畑、野菜が作られている。

これとよく似た風景、子どもの頃荒川集落でもよく見た。

今はもうほとんど見ることはできなくなっているが・・・。



中村集落は、とても開けた集落だった。

いや、他のところも昔はそうだったのだろうけど・・。

植林木に埋もれてしまっているので、そう感じないだけかもしれない。

集落というのは人が住まなくなるとすぐにさびれてしまう。

そんなところを加茂の方でもたくさん見ているのでよくわかる・・。


この奥にも谷ヶ内という集落があるらしい。

そこへ行ってみるのはまた次の機会にして、今回はここで引き返すことにした。

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