3月31日
午後から所用があり、午前中に石鎚村の探索。
まずは、以前から気になっていた「正路籔集落跡」へ登ってみることにした。
この集落は、明治時代にすべての家が北海道に移住し一時廃村となり、戦後に復活したというめずらしい集落。
林道から見ると、向こう側にいかにも正路籔集落へ続いているらしき道が見えた。
向こう側へ下る道がわからなかったので、適当なところから川へ降りる。
途中道が見つかったのでそれをたどると・・。
橋の跡らしきものが・・昔はここに橋が架かっていたのだろう。
もうずいぶん前に取り壊されたようだ。
水につかりながら川を渡り、崖を這い上がって道を登る。
すぐに道はわからなくなり、植林木の中を這い上がることに・・
10分ほど登ると、集落跡があった。
ここは、正路籔集落の一番下あたりなのか・・。
どんどん上へ登ってみた。
視界が開けて、広い伐採跡地へ出た。
一見すると、どこの山にも見られるごく普通の風景。
でも、よく見ると所々に生活の跡を見ることができた。
風呂釜が無造作にころがっていた。
こちらはお風呂の跡か。
焚き口とエントツの跡がある。
登りはじめて35分ほど・・。
集落の一番上あたりまで登ってきた。
山中には、こうした石垣がところどころに残っているが、家は全く残っていない。
すべて取り壊されてしまったようだ。
上の方は結構平坦になっていた。加茂川の流れは、はるか下に見える。
ここには、どんな集落が開けていたのだろう。
急坂の上り下りは、大変だったに違いない。
正路籔集落をあとに、次は川の対岸の「折掛集落跡」に向かってみた。
続く・・。
正路藪集落へ戻る。