荒獅子太鼓誕生

 愛媛県西条市といえば「西条まつり」で有名ですが、 私が育った加茂地区にも、子供の頃から参加している獅子舞の祭りがあ ります。
かつては、どの地区の祭りも大勢の人でにぎわいをみせていました が、山間部の急激な過疎化により加茂地区の人口は激減し、高齢化が進み ました。
太鼓の基礎練習(平成3年2月) 私が子供の頃100人以上いた小学生も、平成2年度には、わずか5人にまで 減ってしまいました。
このころから、私自信も獅子舞の存続に危機感を持つようになりました。
そんなとき、活動が停滞していた西条市連合青年団から「青年団の活性化 を図るためにはどうしたらいいか。」という相談があり、話し合いの結果、 創作太鼓をしてはどうかということになりました。
その後、加茂地区の獅子舞のメンバーにも呼びかけて、獅子舞の保存も兼ね た新たなグループの結成を検討しました。
こうして、平成3年9月「荒獅子太鼓保存会」が誕生 (平成5年4月に「荒獅子太鼓・鼓友会」と改名)しました。

初心者ばかりのスタートでしたので、まず、練習曲をもらい専門家に和太鼓 の基礎を習うことからはじめました。
太鼓も、衣装も、すべて借り物でした。その後、みんなでお金を出し合い、 また、出演した謝礼をためて、5年かけて、大太鼓2台、締太鼓2台、 衣装をそろえることができました。
最初は、なれないものでバチを飛ばしたり、大変苦労しました。
しかし、西条市には和太鼓のグループはなかったので、当初から催し物等に 結構声をかけてくれました。初舞台(平成3年7月)

その後、他の地区にないものをということで、加茂地区に伝わる獅子舞 に若者の感覚を取り入れた創作獅子舞太鼓をつくることを目標に掲げて 活動を開始しました。

鼓友会が発足して今年(平成25年)で22年目を迎えました。
現在、諸事情により演奏活動、定期練習を中止しています。

これからは、マイペースで練習等に励んでいきたいと考えています。

はじめての研修旅行(平成4年3月)
 
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