2005年 (山を歩く・その18) 


林道を歩く(荒川浦山線〜浦山天川寺線〜ナゴエ線〜ビン谷線)  平成17年12月3日
昨年の台風災害のあと行ったことがなかった荒川(大平、下分集落)から奥へ続く林道を歩いてみることにした。大平、下分集落へ登る市道は工事中のため、作業時間中は通行止めとなっている。ということで、作業がはじまる前、朝早く家を出て荒川地区へ向かった。
東宮から荒川の市道へ進む。昨年の台風災害で崩壊したS字カーブのところ、ほぼ復旧していた。 荒川の大平地区から林道を登って尾根に着くと、黒瀬湖が見えた。
西条市街地が見渡せる広場に到着。ここに車を置いて歩いてみることにした。 林道荒川〜浦山線。まだ紅葉の名残が残っている。快適な早朝の散歩。
やはり災害の影響が・・。しばらく歩くと道が土砂で埋まっていた。手つかずの状態のままだ。 こちらは、完全に道がなくなっている。これでは先に進めない。しかたがないので大きく山中を迂回することにした。
山中を下り崩壊した谷を渡る。林道があんなに上に見える。ここで15分のロスタイム。 「ナゴエ林道」と「浦山天川寺林道」の分岐点に到着。まず、右の「浦山天川寺林道」へ行ってみることにした。
ここを通るのははじめてだった。道もきれいに整備されていたが来る途中が崩壊しているため、車が通ることはない。 途中、浦山地区が見えた。これは、浦山小学校と坂中寺との分岐点のところかな。
昨年の災害で崩壊したヘアピンカーブのところ。だいぶ復旧工事が進んでいるようだ。 10分ほど歩くと終点になった。ここで引き返すことにした。
林道から見た大保木地区の山並み。石鎚山もどこかに見えるはずなのだが、雲に覆われて見ることができない。 分岐にもどり、今度はナゴエ林道の方へ進む。ここの場所は災害の影響が感じられない。
途中、西条市街地が見渡せた。瀬戸内海の島々もきれいに見えた。 だんだん道が荒れてくる。これは・・・。林道というより、川底を歩いている感じ。
兎之山地区が見えた。加茂川が大きく蛇行しているのがわかる。向こうは西条の市街地。 どこが林道だかわからないくらい、ススキが背高く生えている。気をつけないと道を踏み外しそうだ。
目の前が開けて、櫛ヶ峰(1112m)が見えた。斜面に広がる千町の棚田の風景が美しい。 荒川地区(左下)と千町地区(右上)、真ん中にある山を地区の人は丸山と呼んでいる。
高森(1192m)がこんなに近くに見える。いつかはこの山にも登ってみたい。地図上の高森とは違うが、加茂地区の人はこの山を高森と呼んでいる。 ナゴエ林道の終点に到着。やはり災害の跡が痛々しい。ここから歩道が奥へ続いているのだが・・それは次の機会ということで、今回は引き返すことにした。
ナゴエ林道から、千町の棚田のアップ。だいぶ耕作放棄が進んでいる。これも時代の流れなのかな。 荒川大平、下分地区を撮影。谷底は国道194号線が通っている河ケ平地区。
西条市街地も望むことができた。そういえば、市街地からもここはよく見えているからなあ。 晴れていれば、黒森山〜沓掛山〜笹ヶ峰と四国山地の山々を見渡すことができたが、今日は雲の中。
林道を引き返し、荒川大平集落の上まで戻ってきた。黒瀬ダムが見える。 今度は、ビン谷線を歩いてみることにした。昨年災害で土砂崩れがあったところ。
大きく崩れている。下に見える集落は荒川大平地区。 崩壊地から撮影。手前大平地区、丸山、その向こうに千町地区が見える。
笹ヶ峰が見えた。雪をかぶって真っ白になっている。今日もだれかが登っているのかな。 荒川下分地区、中央に大福寺と荒川小学校跡が見える。下の道は国道194号線。
林道を引き返し、荒川の市道を下ったところから撮影したさきほどの崩壊地。大きく崩れている。 荒川の市道から見た下分地区。ここからは瀬戸内海の島々が見渡せる。
だいぶ市道を下ったところから撮影した千町入り口の崩壊地。右下は国道の迂回路。まだ、当分必要のようだ。 同じ場所から千町方面を撮影してみる。だいぶいい天気になってきた。

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