2007年(山を歩く・その9) 


瓶ヶ森から大保子林道へ下る

(登山口
〜瓶ヶ森山頂〜大保子分岐〜大保子林道〜川来須)
 

                                                            平成19年4月15日
2年前に一度だけ通った大保子林道。40分ほど歩いて崩壊地で引き返したが、その先がどうなっているのかずっと気になっていた。先日、掲示板で営林署小屋のことが話題となり行ってみたい気持ちが強くなってきたところへ松山のNさんからのお誘いもあり、行くチャンスがめぐってきた。午前7時に川来須に集合し、車1台で瓶ヶ森の登山口まで行き、瓶ヶ森山頂経由で大保子林道へ下るというルートをとった。
【当日のコース

   瓶ヶ森登山口(7:46)→瓶ヶ森山頂(8:27〜9:00)→大保子谷分岐(9:20)→営林署小屋(13:38)→川来須(15:40)
瓶ヶ森林道沿いにある吉野川源流の碑。今回はこから瓶ヶ森に登ってみることにした。僕にとってははじめてのコース。 つづら折りの道をゆっくりと登る。天気はイマイチだが見晴らしはよい。沓掛・黒森山、その前に又兵衛岳がはっきりと見えた。
東を見ると西黒森。その後ろには、寒風山と伊予富士、そして東黒森が見えた。 登りはじめて35分ほどで瓶ヶ森の山頂の祠が見えてきた。
40分ほどで瓶ヶ森の山頂に到着した。今日はまだだれも登っていない。 山頂から今から下る大保子谷を見下ろす。中央に見えるのは扇山。
山頂で30分ほど休憩して下りはじめる。目の前には早朝の石鎚山。おなじみの風景、そしてすばらしい風景。 中央に見えるのは台ヶ森か?ここにもまた登ってみたい。ここからはどんな石鎚が見えるのだろう。
菖蒲峠へ向かう道の途中で、大保子谷への分岐を林道へ向かって下る。 下りながら正面を見上げると西黒森が見えた。だいぶ下ってきたようだ。
道の途中にちょっとしたスペースがあった。よく見ると石垣が積んである。昔ここに小屋が建っていたようだ。 道はだんだんと不鮮明になり、ところどころ崩落している。Nさんの的確な指示によりロープを使いながら慎重に下る。
下るにつれて水の音が近くなり、目の前に滝が見えた。あの滝の下に下ると大保子谷に到着する。 12時ちょうどに滝の下に到着。ここで昼食をとる。天気もよくなってきて、とっても快適。
昼食後今度は沢を下る。また滝があった。再び山に入りロープを使いながら慎重に降りる。 滝を降りるとまた沢を下る。このあたり標高は1000mを越えているらしい。
登山道が現れたので、道を歩きはじめるとすぐに小屋を発見。営林署小屋だ。想像したよりずっときれいな形で残っていた。 と思ったら、反対側に廻るとご覧のように崩壊してしまっている。
小屋の近くにトイレと風呂のある小屋があった。このお風呂、まだまだ使えそう。 よく見ると、この小屋は大保子林道の終点にあるようだ。林道は至るところで崩壊しているので、よ〜くみないとわからないが。
このあたりは林道だというのがはっきりとわかる。立派なブロックの塀も残っている。 大保子橋があった。入り口より4.3qとある。この橋は瓶ヶ森の山頂から見えていた。
橋はほぼ完全な形で残っていた。が・・橋の途中に大きな穴があいていた。気をつけて渡らなければ・・。 昭和45年11月架設とある。もう37年も前になるのか・・。
林道といっても、こんな感じ。草木が生い茂り、林道という感じがしない。 途中振り返ると、瓶ヶ森の山頂が見えた。今頃は誰かが山頂からこちらを見下ろしているのだろうか。
前を見ると笹ヶ峰が見える。 途中あった五段の滝。なかなかいい眺め。
どんどん林道を下る。今度は寒風山が真正面に見えてきた。 小谷橋が見えてきた。ここは以前来たことがある。ここまで来れば川来須まであと少し。
小谷橋の上から見える滝。この滝も、なかなかすばらしい。 ヤマザクラがきれいに咲いている。ここからしばらくして川来須に到着。車で瓶ヶ森林道まで戻り解散となった。充実した山歩きだった。
大保子林道に咲いていた花
キブシ ヤマザクラ
ユリワサビ クロモジ
ヤマエンゴサク アセビ
ヤマブキ

山歩きのページへ戻る。