2007年(山を歩く・その10) 


旧石鎚村から三ヶ森に登る

(成藪集落跡
〜三ヶ森山頂〜反射板〜旭の岩屋〜成藪集落跡)
 

                                                            平成19年4月28日
旧小松町と旧丹原町の町境にそびえる三ヶ森。ここへは色々なルートがあるが、丹原町の楠窪林道から登るのが一般的らしい。ここへ旧小松町の成藪集落から登れないかと一度挑戦して、撤退した経験がある。二度目の挑戦、この日も松山のNさんに同行してもらって、成藪集落跡から登ってみることにした。
【当日のコース

   成藪集落跡(7:00)→稜線(10:00)→三ヶ森山頂(10:35〜11:22)→尾根分岐(13:00)→旭の岩屋(14:40〜15:20)→成藪集落跡(16:15)
午前7時、成藪集落跡から三ヶ森へ向かって谷を登りはじめる。 中央が三ヶ森(1377m)。今回は順調に登ることができるだろうか。
沢をゆっくりと慎重に登る。だいぶ登ってきた。振り返ると成就社方面が見えた。 三ヶ森が少しずつ近づいてくる。沢登りもなかなか面白い。
苔の生えた岩を流れる水。なかなかいい感じの風景。 登る途中、三ヶ森は見えなくなった。木々の新緑がとても美しい。
小さな滝が見えてきた。滝の上にはヤマザクラの木があるようだ。花の季節にもう一度見てみたい風景。 この滝の下で一休み。水の音と鳥の声に心がなごむ。
滝のところから向かいの山々を望む。遠くの方には、沓掛山、黒森山が見えた。 滝の近くにあった大きく成長したタラノキ。
ここからは、沢をはずれて山中を登る。 なにか道があるような雰囲気。
石垣が現れた。やはりあの林道がこんなところまで延びていたようだ。 だんだんと急坂になる。木々をつかみながら慎重に登る。
下を見ると・・結構急坂。よく登ってきたものだ。 登る途中、三ヶ森の左に見えていた山。この山の向こうに三ヶ森がある。
急坂を登りきると、傾斜のゆるやかな所に出た。ここでしばらく休憩をとる。 猪の巣があった。笹を集めてきれいに作っている。
三ヶ森の北側の稜線にある反射版が見えてきた。 登りはじめて3時間、やっと稜線に出た。ほっと一息というところ。
ここからは、尾根筋を三ヶ森に向かって進む。笹が生い茂ってはいるがまずまずの道。 笹をかき分けながら、前に向かって進む。
三ヶ森の山頂が見えてきた。あともう少しだ。 山頂は少しずつ近づいてくる。
午前10時35分、三ヶ森山頂に到着した。登りはじめて3時間半がたっていた。目の前には石鎚山、すばらしい眺め。 北の方には西条の市街地が見える。
石鎚山〜二ノ森〜クラセノ頭へと続く稜線。 こちらは瓶ヶ森方面。手前は成就社付近。
山頂から少し下ったところに見晴らしの利く岩場があった。ここで昼食。 岩場から見た丹原町方面。
保井野集落が見えた。 反射版のある堂ヶ森。ここにもまたいつか登ってみたい。
岩場で45分ほど休憩して、再び尾根筋を進む。 三ヶ森の山頂がどんどん遠ざかる。
しばらく歩くと、山頂にもかかわらずとても平坦なところに出た。 色々な花が咲いていて山頂のお花畑という感じ。
所々にイノシシが掘った跡がある。これもイノシシが掘ったものか・・。 三ヶ森の山頂を振り返る。
登るときに見えていた反射板に到着した。 反射板のところから石鎚山方面を撮影。
向こうには堂ヶ森の反射板が見える。 もっとここにいたいが、先を急ぐことにしよう。
アケボノツツジが咲いていた。そういえばもうすぐ5月。 途中、稜線を離れ尾根筋を下る。
石鎚山がだんだん上に見えてくる。 途中、旭の岩屋へ寄って帰ることに・・。このあたりではめずらしい鍾乳洞。かつては信仰の対象となっていたらしい。
旭の岩屋を後に山中を下り、午後4時15分成藪集落跡へ戻ってきた。林道を下り、帰りに撮影した御来迎の滝。 旧石鎚村の谷川はほんとに美しい。諏訪神社まで戻り解散となった。
三ヶ森ルートに咲いていた花
フウロケマン タチヅボスミレ
ヤマエンゴサク ヤマルリソウ
タムシバ
バイケイソウ
クロモジ
タチツボスミレ
アケボノツツジ ヤマウツボ
ヤマルリソウ ユキモチソウ
ラショウモンカズラ シャガ

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