2008年(山を歩く・その3) 


山岳信仰の山・楢原山へ登る

(竜岡木地登山口
〜稜線〜子持杉〜楢原山山頂〜竜岡木地登山口)
 

                                                              平成20年1月19日
高縄山系にある楢原山(ならばらさん)。山頂にはかつて牛馬の守護神としても信仰された奈良原神社跡がある名山。登山道は四国の道として整備されているこの山にはじめて登ってみることにした。
【当日のコース

         竜岡木地登山口(8:18)→稜線(9:13)→子持杉(9:31)→楢原山山頂(9:38〜9:46)→稜線(10:01)→竜岡木地登山口(10:40)

国道317号線の水ヶ峠トンネルの手前から左折し林道をしばらく進むと鳥居があった。ここに車を止めて出発した。 林道を少しあがると楢原山の登山口があった。山頂まで2.6キロとある。
道を下ると雰囲気の良い橋があった。「木漏れ日の橋」というらしい。天気がイマイチなので残念。 登山道はきれいに整備されていた。とても歩きやすい快適な道だが、しばらくはずっと登りが続く。
ところどころにお地蔵さんが祀ってあった。信仰の山というだけのことはある。 30分ほど登ると平坦なところにでた。ほっと一息というところ。
東の方向に、木々の間から海が見えた。これは松山方面の海が見えているのだろうか。 しばらく尾根添いの道を歩いたあと、また登りになった。
歩き始めて1時間弱。稜線に出た。ここは湯ノ谷林道の終点になっている。未舗装とガイドには書いていたが、きれいに舗装していた。 林道を少し歩くと蓮華寺跡という石碑があった。ここにお寺があったらしい。
林道の終点に到着。奈良原神社と書かれた石柱があった。ここが楢原山への登り口。山頂まであと一息だ。 山頂が近づくに連れてガスで見通しが悪くなった。標高が1000mに近くなり、足元の雪も増えてきた。
上木地コースとの合流点にやってきた。頂上ももうすぐ。このあたりに子持ち杉の巨木があるはずだが・・・。 子持ち杉はすぐにわかった。近くによるとものすごく大きい。
下から見上げるとその迫力に圧倒されそうだ。 上から撮影してみた。でもこれは二代目だそうだ。
すぐ近くの稜線にあったこの朽ちかけた大株がどうやら初代の子持ち杉らしい。こちらもとても大きい。 登りはじめて1時間20分で山頂(1042m)に到着した。山頂には奈良原神社本殿跡という石碑があった。
山頂には経塚の発掘跡もあった。 山頂付近は冷たい風が吹いていて霧氷が出きかけていた。どうりで寒いはずだ。
寒くてたまらないので早々に下山をはじめる。 あっという間に降りてきた。また日が差し始めた。
木漏れ日の橋にも日がさしてきた。なるほどその名前をつけた理由がよくわかる。なかなか良い眺め。 林道まで帰ってきた。山頂はガスが立ちこめ視界ゼロだったので、次回は天気の良いときに登ってみたい。

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