千町の獅子舞 | ||||||
千町の獅子舞(1分54秒)-(238K) |
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【お知らせ】 西条市千町地区(中屋、中谷、宮之首、御代地、久保、土居、岡、晩茶)の氏子で祭る 高智神社の秋の祭礼に奉納される獅子舞です。 千町(せんじょう)の獅子舞は、享保14年(1729年)、旧暦9月に始められたといわれている古い伝統の獅子舞です。 享保に入ってから飢饉が続いたが、千町地区は幸いなことに雑穀類に恵まれて飢えに苦しむこともなく、住民は神(高智神社)のご加護と尊みました。 高智神社の秋の大祭を鼓舞し、生きる幸せと神への感謝をこめて獅子頭を購入して獅子舞を始めたようです。 高智神社の秋の大祭は、毎年10月10日(平成18年度から10月の第1日曜日に変更になりました。)で、神輿のお供をして、お旅所でお神楽が奉納された後で悪魔払いと、祭典の盛り上げと併せて若者たちで獅子舞をつとめています。 終戦後、獅子の舞い手がいなくなり途絶えていましたが、地区有志によって昭和50年代に 復活して現在に至っています。 荒川の雄獅子に対して、千町は雌獅子。舞は激しく、太鼓をたたく若者とのかけひきで時には怪我をすることもあります。 獅子2人、太鼓1人、時には小太鼓がはいり、合計3〜4人で獅子舞をつとめます。 荒川は、小学生が太鼓をたたきますが、千町は青年がたたきます。 |
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千町地区の遠景 |
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千町地区は、私の地元の荒川地区とは、川をはさんで対岸になります。 千町の獅子舞も口上を言いますが、荒川が獅子の使い手が幕の内から 言うのに対して、千町は太鼓のたたき手が見物客に対して言います。 |
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⇒千町地区略図 H11.6.19 |
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【千町高智神社について】 約1200年の歴史があると言われている神社です。 【奉納相撲について】 高智神社の境内には土俵があり、お祭りの宮入のあとで奉納相撲
が行われていました。 【水無(みずなし)、吉居(よしい)のお祭りについて】 戦前の話ですが、水無と吉居(藤之石地区)にも神社があり、
千町の高智神社が本家で水無と吉居の神社は、分家的な存在でした。 |
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平成10年千町高智神社地方祭のスナップ写真 千町地方祭は、毎年10月10日におこなわれていしたが、平成18年度から10月の第1日曜日に変更になりました。
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平成3年千町地方祭(神輿の渡御) |
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「千町の獅子舞口上文」伊予の国は、石鎚山のふもと、加茂川の流れを見下ろす千町の、
山ふところに鎮座まします高智大神(こうちおおがみ)の、秋の大祭の行事として260有余年の昔から伝えられましたるこの獅子舞は、
神前にては宝の舞、人の家のためには、身払い、家払い、荒神払い、商売繁盛、
五穀豊穣と伝えられております。 千町の獅子舞の口上(49秒)-(103K.asf) |
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