加茂の名所案内 | ||
止呂峡 (とろきょう) |
国道194号から笹ヶ峰への登山口へ向かう林道に架けられた止呂橋から下を見下ろすと、目もくらむばかりの深い峡谷があり、 ごうごうと流れる水音が響いています。 峡谷には、蛇が住むといわれる深い淵があり、神秘的な雰囲気を漂わせています。 紺碧の水をたたえる止呂淵には、うすぐも姫など、 さまざまな伝説が伝えられています。 止呂峡では四季を通して美しい自然を楽しむことができます。⇒止呂峡案内図 |
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加茂川(谷川)渓谷 (かもがわけいこく) |
美しい緑の山々の間を流れる加茂川の支流谷川の清らかな流れは、加茂の青石とともに、 訪れる人の心をなぐさめてくれます。 夏になると自然とのふれあいを求めてたくさんの人が訪れ、水泳をしたり キャンプを楽しんでいます。 加茂公民館周辺の河原(写真左)は、小さい子供の水遊びに最適です。 |
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旧寒風山トンネル (かんぷうざん) |
国道194号を西条市内から車で約50分、高知県境に寒風山トンネル があります。 標高1,100メートルを越える高所にあり、トンネル付近では 伊予富士をはじめ四国山地の山々のすばらしい眺めを楽しめます。 冬期は通行できなくなるため、 新寒風山トンネルの建設が進められ、 平成11年4月17日に開通しました。新寒風山トンネルは、自動車が通行する無料のトンネル としては、中四国で一番長いトンネル (5,432m)です。 |
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筋神神社 (すじがみじんじゃ) |
国道194号を高知方面へ向かい、中之池を過ぎたあたりに 筋神神社への標識があります。 【神社のいわれ】 天正13年、豊臣秀吉の四国征伐の折、高峠城は小早川隆景の大軍の攻撃を受け、虎武丸と生母(菊姫)は、土佐の長曽我部元親を頼って 落ちのびようとしました。しかし、山路は悪く中之池あたりで持病の筋病を煩い、しばらく民家で養生することになりました。 そのうち高峠城落城の知らせを聞いた土民軍は反旗をひるがえし、 現在の筋神神社あたりで虎武丸は討たれ、姫も自害して果てました。 後世、人々は筋神神社と呼び、筋病に効験ある神様として祀るようになりま した。 姫は生前冷酒を好んだため、願いをするときには、オリカケダルに 御神酒を入れて供えます。 |
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褄白社 (つまじろしゃ) |
ツマジロ狸という狸を祭った社で、止呂橋の近くにあります。 物をなくしたとき、願かけすると出てくるといわれています。 赤いのぼりが沢山あげられています。 |
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大樽の滝 (おおたるのたき) |
大樽トンネルの出口付近から上を見上げると 大樽の滝が見えます。国道から見上げるとその姿は雄大です。 春は若葉の新緑と水、夏は濃い緑に囲まれ、秋は紅葉の中、 そして冬になると滝が凍りつき彫刻のような「つらら」ができ、 四季を通じて美しい風景を楽しむことができます。 朝日をあびて滝に虹がかかることから、別名「七色の滝」とも呼ばれています。 |
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花の木さん (はなのきさん) |
上河ケ平(かみこがなる)にある古墳で、金子備後守元宅とその家臣 36人を祀っています。 天正13年、豊臣秀吉の四国征伐の際に金子備後守元宅は、小早川 隆景、吉川元長の軍と戦ったが多勢に無勢、ついにこの地で自害して 果てました。 以前、この祠のあるところに、香の花の大木が生えていたところから 「花の木さん」と呼ばれています。 (祠は、老朽化したため、平成20年に建て替えられました。写真は旧祠です。) |
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千町の棚田 (せんじょうのたなだ) |
山腹斜面に見事な棚田が並んでいて、さながら能登の「千枚田」の感を呈 しています。 天正の頃から営々と励んで形成されたもので、『東予の千枚田』
と言われています。 過疎化・高齢化による後継者不足のため、かつての景観は見られなくなっていますが、延々と続く石垣は見事なものです。『千町といわるるまでに耕して、住める村見ゆ谷のむこうに』 かつて景観を見て村人たちの辛苦に満ちた生活の息づかいを感じながら詠まれたものです。 |
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風透の風穴 (かざすきのかざあな) |
止呂橋の近くの国道沿いから標識にしたがって徒歩15分で
風穴に着きます。 ここには、止呂淵の蛇神が住むと言い伝えられています。 風穴からは、夏から秋にかけては冷風が吹き出し、 冬には暖気を覚え、この入り口には雪が積もらないと言われています。 かつては、蚕(かいこ)の卵の保存に利用していました。 近くには、止呂淵の大蛇と結ばれたという伝説をもつ「うすぐも姫」 のお墓があります。 |
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瓶ヶ森林道 (町道瓶ケ森線) |
高知県境の寒風山トンネルを出て右折すると瓶ケ森林道(町道瓶ヶ森線)があります。 四国山地の最も高いところ(標高1700m)、愛媛県と高知県の県境を走るこの林道から見る視界はすばらしく晴れた日の眺めは最高です。冬場は通行止めになるので注意が必要です。 |
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密元の窟 (みつげんのいわや) |
江戸時代、密元という僧が住んでいたといわれている洞窟です。密元は、神拝の大通寺の住職でしたが、徳を慕って集まる信者が多く その煩わしさからのがれるため荒川地区の山中の洞窟に移り住んだ
と言われています。猿や鹿などの動物さえここに来て遊んだと伝え られています。 密元が住んでいたといわれている洞窟は、千町の迫門橋から李地区 へ行く坂道を上り、地区の下あたりで少し左へ入り込み 大きな岩石が折り重なるようになっている所にあります。 |
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中之池小学校跡地の しだれ桜 |
中之池小学校跡地に咲くしだれ桜です。小学校は昭和48年に加茂小学校に統合されなくなってしまいましたが、その当時と同じように毎年みごとな花を見せてくれます。 | |
天狗岳 (てんぐだけ) |
荒川下分から李に向かうかつての土佐街道の深谷を超えたあたりから上を見上げると天狗岳がそびえている。天狗岳は高さ30メートルで、岳の上は平になっている。 かつては、庵があってお大師さんを祀り、大平、下分から地区民が集まってきて縁日は賑わっていたといわれている。今ではその痕跡もなく想像しがたくなっている。 |
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