加茂の郷土芸能 | |
加茂地区には、獅子舞の他にも郷土芸能が伝承されていました。主なものをあげると次のとおりです。 これらの郷土芸能は、加茂地区の過疎化・高齢化により、現在では行われなくなってしまいました。 |
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◎刃踊り、扇子踊り
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加茂地区では、千町、荒川(大福寺にて8月23日の夜)、下津池、中之池と各地で盆踊りが行われていましたが、今ではすべて行われなくなってしまいました。 ☆刃踊りの歌
刃踊りの歌(52秒)-(255K.mp3)
H12.1.5 ☆扇子踊りの歌
扇子踊りの歌(35秒)-(274K.mp3)
H12.3.15 |
◎おんびき踊り |
加茂地区の藤之石本郷に伝わる郷土芸能です。 |
◎餅つき音頭 |
加茂地区の藤之石本郷に伝わる郷土芸能です。 いつ頃、だれが作ったか定かではありません。 藤之石地区では、「正月に餅をつくと甑(こしき)が飛ぶ。」と 言い伝えられてきました。事実、正月に餅をつかない風習が 昭和30年頃まで続いていました。 餅つき音頭は、そんな背景の中で生まれ、受け継がれてきたようです。 ☆餅つき音頭 今年は豊年餅をつく おいべっさんの餅つきじゃ 三石六斗じゃ にわかつきなら小豆もいるまい 黄粉もいるまい やれつけ それつけ エッサッサ 今年や豊年 ヨイトサッサヨイトサノサ 穂に穂が咲いた 道のコラショイ 小草もドレ米 がなる。 お餅があがりてやれたてしょうなら やれたてしょうなら ドッコイショウ。 これこれ才蔵 餅つきばかりはすまぬから 謎をかけるが解くかいな。 易い謎なら解いてお目にかけましょう。 あんな向こうの破れ障子とかけて何と解く破れ障子と解く いやいやそうじゃない わしが謎をかけたのじゃ 知らぬからもって太夫さんにじわりと渡そう あれまたきれいに解こうなら 春のうぐいすと解くわいな それまた太夫さん 心は これはどうでもおかかよ 春を待つではないかいな おかか ちがない ちがない くるり くるりとヨイトサッサ ヨイトサノサ まわるは淀のコラショイ川瀬の 淀の川瀬の水車 こりゃ お餅があがりて やれたてしょうなら うれたてしょうなら どっこいしょう。
餅つき音頭(37秒)-(293K.mp3)
H12.3.15 |
◎加茂音頭 |
終戦後の昭和26年、歌詞を公募し、高木貞一先生の作曲、泉順治郎先生の作曲、泉ツネヨ 先生の振り付けで制作されました。 広く村民に親しまれていましたが、昭和31年 西条市と合併して以来消滅状態となっていました。 昭和52年、加茂公民館が中心となり、高木貞一先生に再作曲を 依頼し、藤間久美也先生の振り付けで復活しました。 以来、毎年加茂地区総合文化祭にて踊られていましたが、平成10年代になり踊られなくなりました。 加茂音頭(44秒)-(348K.mp3) H12.3.15 |