くさくと

しもばしら

ふみ登校だ
通学路

加茂川が地域の中央部を南北に流れ、川に沿って 国道194号線が走っています。
一日7往復(現在は、5往復)の瀬戸内バスは、唯一の交通機関です。
バス路線上にある集落の子は、バス通学で通っていましたが、 荒川、藤之石本郷、千町の子供達は歩いて通学していました。
通学路が土の道なので、冬がくると凍ります。
朝、急に温度が下がると、土の中の水分が凍って霜柱となります。
「さく、さく」と霜柱を踏む音をたてながら、寒さも、冷たさも、 ほおの痛さも我慢して子供達は元気に登校していました。
しまい

たのしい

荒川まつり
荒川の獅子舞

荒川2号の住民でまつる氏神さま、八幡神社の 秋のおまつりに、神輿のお供をして、お神楽が 奉納されたあとで悪魔払いをつとめて舞う獅子舞です。
明治34年、神輿を新造した際に獅子頭を購入して、 舞い方は、隣村黒瀬の酒井友吉さん他1名の方が 山越えをしてきて、泊まりがけで伝授されたそうです。
獅子の使い手は若衆で、太鼓をたたく「なぶりこ」は、 8歳になると習えたそうです。
舞い方が躍動的で、観衆の心をとらえ、西条市の郷土芸能 として脚光を浴びています。
こっぷもって

あせをながして

ふよう土とり
菊づくり

「1人1鉢」の菊づくりを推進している加茂小学校では、 近くの雑木林に出かけて腐葉土取りの作業を欠かしませんでした。
来年咲く花のために、児童達はスコップに力をこめてすくい、 腐葉土を集めました。
「美しい花を咲かせよう。」先生と児童が一体となって 希望に燃えて作業をしていました。
んじょうの

田んぼにみのる

いねのなみ
千町焼き米

水量の豊富な千町の田では、おいしいお米がとれて 「千町焼き米」と名産に歌われています。
(千町の話)
昔、千町に「おおほらふき」がおっての、 「わしの住んどる千町はの、きれいな水が流れとるし、 田もようけあるんでの、千町(せんちょう)もあらい。 その田で、米がとれてとれて、どこもかしこも米の飯を たらふく食うとらい。」と自慢しよったら 千町をよく知っている人がおっての 「ありゃ田じゃない、畦(あぜ)ばっかしじゃが。」 とけなしたんじゃそうな。 おおほらふきは、 「うちらへんはの、カマチと言うとらいの。」 とやりかえしたそうな。
現在は、「東予の千枚田」といわれる祖先の遺業の棚田が 脚光を浴びています。
らに

そびえる

石づち山
石鎚山

標高1982m
西日本一高い山、神の峯石鎚山です。
7月1日〜10日間のお山市は、大勢の人が登頂しましす。
昔の登山道には、ホラ貝の音が谷筋をこだまし、 白装束の信者が列をなしていました。
西条の町からみる石鎚山は、雄大です。

加茂かるたへ戻る